2019年度海外特別研究員オリエンテーションおよびキャリアフォーラム

 

 

日時:2019年6月14日(金)

場所:Gustav-Stresemann-Institut(ボン)

イベント開催報告

平成31年度採用海外特別研究員(ドイツ派遣者)を対象にしたオリエンテーションおよびキャリアフォーラムを開催した。当日は、平成30年度からの派遣者も含めて、12名の海外特別研究員が参加した。

本イベントは、渡独して間もない海外特別研究員が研究滞在を円滑かつ効果的に進められるよう、過年度からドイツに滞在している海外特別研究員や在独日本人研究者とのネットワーク構築の機会を提供することを目的としており、参加者からの好評を受けて、平成28年度から継続して実施している。

始めに、林センター長による歓迎の挨拶があった。次に、参加者全員による自己紹介および研究内容の紹介が行われた。その後、フラウンホーファー材料メカニズム研究所博士研究員の桑原卓哉先生より、ドイツでの研究生活に関する講演が行われた。海外特別研究員として渡独してから現在のポジションに至るまでの経緯など、ご自身の経験に基づいた講演内容は参加者たちにとって非常に参考になるものと思われ、皆興味深い様子で聞き入っていた。 その後のコーヒーブレイクでは、参加者同士での交流が積極的に行われていた。

後半では、ボン大学医学部分子精神科学研究室チームリーダーの野崎千尋先生より、ドイツにおける研究費助成制度についてご自身の経験に基づいた講演が行われた。参加者のドイツでのグラント獲得についての関心も強く、時々質問を交えながら、熱心に耳を傾けていた。その後、ドイツリウマチ研究センター・グループリーダーの常世田好司先生より、キャリア形成についてご自身の経験に基づいた講演が行われた。ドイツと日本それぞれのキャリア形成に関する講演により、ドイツでポスドクとして研究を行っていく上での心構えや、キャリアパスについて参加者たちの理解が深まったようだった。その後、出口副センター長によるJSPS国際事業や各日本人研究者ネットワークの説明があった。最後に、ドイツ語圏日本学術振興会研究者同窓会(JSPS Club)のSabine Ganter-Richter氏から、日独学術交流支援の取組みについて紹介があった。

オリエンテーション後の夕食会では参加者全員が一緒に食事をし、ここでも活発に意見交換が行われた。講演者の先生方も多くの質問を受けていた。海外特別研究員は渡独時期や専門分野も様々であり、所属研究機関もドイツの各地にあるため、専門分野を超えて派遣者同士が知り合う機会はなかなか内容ない。今回のようなイベントにより同じ立場の若手研究者と知り合い、今後のキャリア形成に関する情報交換の機会を持つことで、ドイツでの研究滞在がより実り多いものとなることが期待される。

 

プログラム

13:30-14:00    受付

14:00-14:05    挨拶(日本学術振興会ボン研究連絡センター:林センター長)

14:05-14:10    本日の予定説明(日本学術振興会ボン研究連絡センター:渡邉国際協力員)

14:10-15:10    在独海外特別研究員による自己紹介及び研究概要の紹介

15:10-15:45    ドイツにおける研究環境及びキャリア形成についての講演(その1)
         講師:桑原 卓哉先生(フラウンホーファー材料メカニズム研究所・博士研究員)

15:45-16:10    コーヒーブレイク(集合写真)

16:10-16:45    ドイツにおける研究環境及びキャリア形成についての講演(その2)
         講師:野崎 千尋先生(ボン大学医学部分子精神科学研究室・チームリーダー)

16:45-17:30    ドイツにおける研究環境及びキャリア形成についての講演(その3)
         講師:常世田 好司先生(ドイツリウマチ研究センター・グループリーダー)

17:30-18:10    意見交換

18:10-18:20    日本学術振興会ボン研究連絡センターにおける日本人研究者ネットワーク支援、及び国際事業紹介
         (日本学術振興会ボン研究連絡センター:出口副センター長)

18:20-18:30    日独学術交流支援の取組み紹介
         (ドイツ語圏日本学術振興会研究者同窓会理事:ザビーネ ガンタ・リヒタ)

18:30-18:35    挨拶(日本学術振興会ボン研究連絡センター:林センター長)

18:40-       情報交換夕食会