2018年度海外特別研究員オリエンテーションおよびキャリアフォーラム

 

   【講演者:中村浩之先生】        【講演者:井上茂義先生】

日時:2018年6月8日(金)

場所:Gustav-Stresemann-Institut(ボン)

イベント開催報告

平成30年度採用海外特別研究員(ドイツ派遣者)を対象にしたオリエンテーションおよびキャリアフォーラムを開催した。当日は、2017年度からの派遣者も含めて、11名の海外特別研究員が参加した。

本イベントは、渡独して間もない海外特別研究員が研究滞在を円滑かつ効果的に進められるよう、過年度からドイツに滞在している海外特別研究員や在独日本人研究者とのネットワーク構築の機会を提供することを目的としており、参加者からの好評を受けて、平成28年度から継続して実施している。

始めに、小平センター長による歓迎の挨拶があった。次に、参加者全員による自己紹介および研究内容の紹介が行われた。研究内容からドイツでの生活や趣味について一人ひとり率直に語ってもらうことで、早くも打ちとけた雰囲気となった。その後、ドイツ語圏日本学術振興会研究者同窓会(JSPS Club)のSabine Ganter-Richter氏から、日独学術交流支援の取組みについて紹介があった。続いて、マックスプランク固体物理学研究所の中村浩之先生より、所属機関の概要も含めたドイツでの研究生活に関する講演が行われた。ご自身の経験に基づいた講演内容は参加者たちにとって非常に参考になるものと思われ、皆興味深い様子で聞き入っていた。

その後のコーヒーブレイクでは、参加者同士での交流が積極的に行われていた。

後半では、ミュンヘン工科大学の井上茂義先生により、キャリア形成についてご自身の経験に基づいた講演が行われた。参加者の将来のドイツでのキャリア形成についての関心も強く、時々質問を交えながら、熱心に耳を傾けていた。その後、日本学術振興会海外派遣事業課の坂野課長代理から、海外特別研究員の方々への期待とともに、日本でのキャリア形成を見据えた若手研究者に対する支援についての説明が行われた。ドイツと日本それぞれのキャリア形成に関する講演により、キャリアパスや若手研究者支援についての参加者たちの理解が深まったようであった。最後に、出口副センター長によるJSPS国際事業や各日本人研究者ネットワークの説明があった。

オリエンテーション後の夕食会では参加者全員が一緒に食事をし、ここでも活発に意見交換が行われた。講演者の先生方も多くの質問を受けていた。

海外特別研究員は渡独時期や専攻分野も様々であり、所属研究機関もドイツの各地にあるため、専攻分野を超えて派遣者同士が知り合う機会はなかなか無い。今回のようなイベントにより同じ立場の若手研究者と知り合い、今後のキャリア形成に関する情報交換の機会を持つことで、ドイツでの研究滞在がより実り多いものとなることが期待される。

 

プログラム

13:30-14:00    受付

14:00-14:05    挨拶(日本学術振興会ボン研究連絡センター・小平センター長)

14:05-14:10    本日の予定説明(日本学術振興会ボン研究連絡センター・田畑国際協力員)

14:10-15:40    在独海外特別研究員による自己紹介及び研究概要の紹介

15:40-15:50    日独学術交流支援の取組み紹介(ドイツ語圏日本学術振興会研究者同窓会・Sabine Ganter-Richter氏)

15:50-16:20    ドイツにおける研究環境及びキャリア形成についての講演①(マックスプランク固体物理学研究所 グループリーダー・中村浩之先生)

16:20-16:40    コーヒーブレイク(集合写真)

16:40-17:25    ドイツにおける研究環境及びキャリア形成についての講演②(ミュンヘン工科大学 教授・井上茂義先生)

17:25-17:35    海外特別研究員の方々への期待~学術の果てまで~(日本学術振興会海外派遣事業課・坂野課長代理)

17:35-18:10    意見交換

18:10-18:20    日本学術振興会ボン研究連絡センターにおける日本人研究者ネットワーク支援、及び国際事業紹介(日本学術振興会ボン研究連絡センター・出口副センター長)

18:20-18:25    挨拶(日本学術振興会ボン研究連絡センター・小平センター長)

18:30    情報交換夕食会