サマープログラムオリエンテーション2017

【当日の集合写真】

日時：2017年5月5日（金）
場所：Gustav-Stresemann-Institut（ボン）

イベント開催報告     

JSPSサマープログラム2017の参加者を対象とした事前オリエンテーションを開催し、6月に渡日を控えた11名が今回参加した。JSPSサマープログラムは、欧米主要国の博士号取得前後の研究者を、夏期2カ月間日本に招致し、日本の文化や研究システムに関するオリエンテーションと日本側受入研究者の下での研究機会を提供するものである。 　小平センター長の挨拶により開会し、本プログラムの審査に協力いただいているドイツ学術交流会（DAAD）のアジア・太平洋地域担当Osinski氏よりDAADの事業紹介が行われた。その後、参加者全員による自己紹介をはさみ、切畑国際協力員によりサマープログラムの概要説明が行われた。出口副センター長によるJSPS国際事業について紹介があった。その後の休憩中も、参加者たちは熱心に日本の夏や日本食についてなどの質問をボンセンタースタッフにしていた。休憩の後は、前年度のプログラム参加者であり、京都大学に研究滞在していたWenz氏（フライブルク大学）と九州大学に研究滞在していたKöppl氏（ドルトムント工科大学）の2名から実際に自分が体験した日本での経験談をもとに発表してもらい、参加者たちは研究滞在する日本での生活を、より身近にイメージすることができたようであった。ディスカッションの時間には活発に意見交換が行われ、特に日常生活面について質問が集中した。最後にドイツ語圏日本学術振興会同窓会（JSPS Club）によって同窓会の紹介が行われた。 　　事前オリエンテーション終了後の夕食会ではボンセンタースタッフと参加者が一緒に食事をしたため、ここでも日本への質問は尽きないようであった。渡航前にドイツからの他の参加者と一堂に会せること、また多くの参加者が、日本滞在に対しての不安や疑問を解消する意味でも、事前オリエンテーションの開催には意義があり、これを機に日独研究者の交流が深まり、将来にわたって広がることが期待される。

2015年度までの開催についてはこちらから: Summer Program Orientation （ドイツ語）