ドイツ学術情報(過去の分)
大西洋間の交流:ワシントンでの研究安全保障に関する上級会議(8月23日)
ドイツ研究振興財団(Deutsche Forschungsgemeinschaft:DFG)とワシントンD.C.の在アメリカドイツ大使館はワシントンD.C.でドイツとアメリカの専門家を招き、研究の安全性について議論された。2024年8月22日の会議には、科学界と政治界から20人以上の代表者が集まり、国際的な研究協力において、研究の自由を制限することなく、研究安全をどのように確保できるかが議論された。また、最近アメリカで設立された研究安全保障センターが、ドイツやヨーロッパの研究の模範となり得るかついても議題となった。
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シュタルク=ヴァッツィンガー大臣/パウス大臣:全日制拡充のための財政支援は、ドイツ国内すべての州で今すぐ申請可能である(8月23日
連邦政府は、2027年末までに小学校児童が質の高い、快適な教育環境で全日制教育を受けられるようにするために、約30億ユーロの支援を行う。連邦と州の合意により、全国16州で地方自治体や学校側は、校舎の新設や改築、設備の整備などに関する財政支援が申請可能となった。シュタルク=ワツィンガー連邦教育研究大臣は、「小学校児童に対して全日制の教育の拡大と支援を早急に提供することが非常に重要である。」と述べ、リサ・パウス家族・高齢者・女性・青少年大臣も「全日制プログラム体制の拡充は、特に人材不足の現代において、長時間働労働と家庭を両立させるうえで重要である。」と述べた。
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ドイツの科学ネットワーキング会議:GAIN年次総会、サンフランシスコで開催(8月19日)
ドイツ学術国際ネットワーク(Das German Academic International Network:GAIN)は、8月23日から25日にサンフランシスコで開催される第24回GAIN年次会議に、若手研究者を招待する。GAINは、世界で活躍するドイツ人研究者のための最大のネットワーキングで、毎年、ドイツの学術、政治、ビジネス界の代表者と研究者が一堂に会すネットワークイベントが開催される。第24回GAIN年次会議では、教授職への道、科学管理職、研究産業への転職、スタートアップ創業など、ドイツを科学拠点とするキャリアがテーマに開催される。今回は、2019年以来初めて、アメリカ西海岸で開催され、現在アメリカ全土を中心に活躍しているドイツ出身の研究者が対象となる。
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シュタルク=ヴァッツィンガー連邦教育研究大臣:大規模な連邦奨学金法改革の効果が数値として証明された(8月5日)
連邦統計局(Statistische Bundesamt)は、2023年の連邦奨学金法(Bundesausbildungsförderungsgesetz :BAföG)に関する統計を発表した。これによると、BAföGの奨学金支援を受けている学生の人数は、前年から約1%増加し、平均支援額は8%増加した。シュタルク=ヴァッツィンガー大臣は、「BAföGの支援を受けている学生数と平均支援額が、2年連続で増加したことを非常に嬉しく思う。この数値は、私たちの最初の大規模改革の効果を証明するものとなった。」と述べた。親の経済状況に関係なく、すべての学生に平等な教育機会を提供するため、BAföGの拡充を進め2024/25年の学年から第三次改革を実施される予定である。
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DFGが2025年コミュニケーター賞を授与することを発表(8月1日)
ドイツ研究振興財団(Deutsche Forschungsgemeinschaft:DFG)は、科学コミュニケーションに優れた貢献を果たした研究者や研究チームに与えられる「コミュニケーター賞 - シュティフターヴァーバンド科学賞」の授与を発表した。この賞についてDFGは、研究成果や専門分野を幅広い層に分かりやすく伝え、研究と社会の対話を積極的に促進する者が対象となる。研究者は自身もしくは他者からの推薦によって行われ、申請期限は2024年9月30日までとなっている。
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