第8回ジュニアフォーラム
イベント開催報告
⽇時:2022 年 11 ⽉ 18 ⽇(金)
場所:Technische Universität Ilmenau, Altstadycampus(イルメナウ)
2022年11月19日(土)、ドイツ語圏日本学術振興会研究者同窓会(以下、 JSPS Clubという。)との共催で、今回で第8回目となるJunior Forumをイルメナウで開催しました。本イベントでは、外国人研究者招へい 事業(外国人特別研究員)により日本に研究滞在後、今年度中にドイツへ帰国した研究者を招待しており、今回は9名の若手研究者が参加しました。帰国直後の若手研究者が日本での研究滞在経験を発表するとともに、JSPS Club会員であるシニア研究者がキャリア形成について体験談を紹介することで、研究者同士の意見交換の機会を提供すること、また若手研究者の同窓会加入を促進することを目的としています。
開催にあたり、始めに林センター長及びJSPS ClubのHeinrich Menkhaus会長からの挨拶がありました。続いて、JSPS Club理事会委員のシニア研究者Katja Kölkebeck氏から、ご自身のキャリア形成についての体験談が紹介され、参加者はロールモデルとなるシニア研究者のキャリアパスについて積極的に質問する様子が見られました。次に、レポーティング・セッションとして、コ ロナ禍により渡航延期となっていた令和2年度以降採用から今年度までのサマー・プログラムの参加者、あるいは外国⼈特別研究員(欧⽶短期)、外国⼈特別研究員(一般)として渡日を終え帰国した若手研究者から、⽇本での研究滞在についてそれぞれ報告がありました。その後、JSPS Club理事会委員のAiko Möhwald氏による活動紹介があり、コーヒーブレイクを挟んで、後半のレポーティング・セッションが引き続き行われました。最後に河合国際協力員によるJSPSの外国人研究者招へい事業や国際共同研究を支援する事業の紹介があり、セッション全体について質疑応答が行われました。参加者からは、次のステップとして活用可能な事業についての質問や、経験した事業に対してのフィードバックなどが多く寄せられ、同席したJSPS東京本部担当課員も交えて充実した意見交換の機会となりました。その後、林センター長の挨拶によりイベントは閉会しました。
今年度は例年5月に開催しているサマー・プログラムオリエンテーションの開催を見送ったため、本イベントにおいてはじめて顔を合わせる参加者がほとんどでしたが、日本での経験談に話が弾んでいた様子でした。コーヒーブレイクや夕食会の際にも盛んに交流が行われていました。日本での研究滞在という共通の経験を持った研究者同士が知り合い、研究活動や今後のキャリア形成について意見交換する良い機会となりました。
プログラム
14:00 | Welcome Greetings
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14:10 | Career Profile Presentation | |
14:40 | Reporting Session 1; recently returned fellows
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15:15 | JSPS Club Introduction | |
15:30 | Coffee Break | |
15:55 | Reporting Session 2; recently returned fellows
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16:25 | Presentation of the JSPS Programs | |
16:40 | Q&A, Discussion, and Proposal for improving the Programs | |
17:05 | Closing Remarks | |
17:30 | Dinner |