ドイツ学術情報(過去の分)
HRKの専門知識の国際化:新規プロジェクトはドイツの大学の国際化を促進(3月27日)
ドイツ大学長会議(HRK)によって始められた新たなプロジェクト「HRK-EXPERTISE Internationalisierung (HRKの国際化に対する専門意見)」はドイツの大学における制度的な国際化を支援する。このプロジェクトは2020年までを予定しており、連邦教育省によって経費支援がされる。
「国際性と柔軟な姿勢は将来的にドイツの研究と高等教育制度を発展させ、国際的な競争力を高めるためにとりわけ重要である。このプロジェクトは、大学における様々なグループをターゲットとした活動やリソースを発展させることを目標としており、多くのスタッフや学生たちが盛大に国際化を享受することができる。私は連邦教育省がこのプロジェクトを支援してくれたことを大変うれしく思う。」とHRKのヒップラー会長は言う。
この計画の支援内容は幅広い。様々なトピックスやプロセスに関係するワークショップの形式をとって、大学に対して選ばれた専門家からの特別な助言をしたり、また一般的な支援として国際化の良い具体例について収集し公表をする予定である。ネットワーキングのための会議や専門家のためのイベント、円卓会議など様々な活動がネットワークや協力関係の構築とともに知識や経験の交換の場として助けになるだろう。
「ドイツの大学における国際化は近年、大きな進化を遂げている。そして現在、さらなる段階へ進むべきかを考える時期にある。どのような時期かというと機関ごとの個別の要求に対応するためにさらなる細分化した構築を進めること、そして個々の大学のさらなる国際化を進めていくのかを考える時期にあるのだ。これこそが今回の新規プロジェクトの出発点である。」とヒップラー会長は言う。教育プログラムに関する国際的な問題や異文化間の摩擦の解消、大学職員の国際化、海外の大学との協定の増加や国際的な知名度のアップ。ドイツの大学は現在これらの項目に対して集中的に取り組んでいる。
この新規プロジェクトは5月27日にベルリンで開かれる会議、「国際化とは誰のものか。幅広い基礎と質の高い経験に基づく国際化促進のために」で報告される予定である。
HRK: https://www.bmbf.de/de/wissenschaftliche-karrieren-werden-immer-attraktiver-3883.html
連邦政府が職業教育のデュアルシステムにおける国際的責務を強化(3月22日)
多くの国々が、若年層での持続的な高い失業率と職人不足に悩まされている。従って職業教育制度の改善はこれらの国々では政策の焦点となっている。ドイツの職業教育制度は世界的に成功例として評価されており、ドイツとの協力を望む声が高まるばかりである。
ドイツ連邦で国際的な職業教育の主要所管省4省の活動をうまく嚙合わせることが、ドイツ連邦政府の戦略である。成果が上がっていることは証明されており、連邦政府の長年にわたる貢献はこれからもさらに拡大される予定である。連邦教育省、外務省、経済省、経済協力開発省は本日ベルリンで開催された成果会議でこの結果を確認した。
関連する省すべてがこれまでの数年にわたり、職業教育協力の貢献度を高めてきている。
連邦教育研究省は、相手国にとって見本となり、また戦略的な計画となる職業訓練コースを支援するため、先進国及び新興国との更なる戦略的協力を増やしてきている。
連邦経済・エネルギー省は、在外ドイツ商工会議所を支援し、ドイツを手本とするデュアル職業教育のプラットフォームを作っている。
連邦外務省は、多くの在外公館で様々な活動の調整、経験についての意見交換、相手国に対する統一した姿勢を確立するため、円卓会議を実施している。
経済協力開発省は、途上国や新興国の役に立つ職業教育制度の構築を支援している。
多くの相手国では企業や社会的パートナー(労使)が伝統的に若者の資格取得に関わらないため、企業や労働組合を職業教育に取り込んでいくことが未だ十分に行われていない。したがって、ドイツ連邦政府が助言を行う際に、職業教育の形に企業や社会的パートナー(労使)を取り込んでいくことが重要である。
加えて、多くの相手国では職業教育のイメージはよいものではなく、しばしば高等教育と競合する。政治家が高等教育と職業教育のデュアルシステムをよいモデルとして認識していても、青少年、保護者、雇用者のためにはまだまだ啓発活動がなされねばならない。
ドイツ連邦政府は、国際的な活動によって、教育制度を拡大、改善し、若者の就業能力を高めるために相手国を支援する。このようにして連邦政府は難民や移民の要因を減らすことに寄与している。
BMBF: https://www.bmbf.de/de/wissenschaftliche-karrieren-werden-immer-attraktiver-3883.html
バーチャル講義室への途上(3月13日)
大学における講義でのデジタルメディアの利用とその限界について研究する必要性は高まっている。それゆえ、連邦教育研究省(BMBF)は大学教育のデジタル化を研究対象とする新しい研究領域を助成し、デジタル化プロセスを支援する意向である。
専門家からなる審査委員会は20ある個々のプロジェクトや連合プロジェクトに関連するもの合わせて39のドイツにおける研究機関を選抜した。
デジタル化への焦点となっているのが、デジタル高等教育の研究領域における可能性と危険性を考慮し、新しくデジタル化される教育法について構想し、新開発の技術を大学教育に取り入れることである。
BMBF: https://www.bmbf.de/de/wissenschaftliche-karrieren-werden-immer-attraktiver-3883.html
連邦教育研究省(BMBF)の支援によりドイツの大学の忘れられた収集物の再生が可能に(3月14日)
ドイツ国内の大学および専門大学には様々なテーマに関する1000以上の収集物が保管されている。しかし、それら収集物の解明、研究に対しては高額な費用がかかるため、収集物はしばしば放置され、手つかずの状態にあった。そこで、BMBFはそれら収集物を研究と教育により良く利用するために、全部で15の研究グループに対する支援を開始した。研究テーマの範囲は広く、とりわけ民族学、海洋学、考古学、植物学、工学、家畜学に関する収集物が研究される。
BMBF: https://www.bmbf.de/de/wissenschaftliche-karrieren-werden-immer-attraktiver-3883.html
3つの健康研究のためヘルムホルツ研究所を新設(3月12日)
ドイツにおける健康研究は3つのヘルムホルツ研究所の新設でより強化される。その3つの研究所とは、ヴュルツブルグのヘルムホルツRNA感染研究所(HIRI)、ミュンヘンのヘルムホルツミュンヘン環境健康研究センター(HMGU)、ライプツィヒのヘルムホルツ代謝肥満血管研究所(HI-MAG)である。
ドイツ研究センターヘルムホルツ協会とそれを構成する18研究所は、予算の90%が連邦教育研究省(BMBF)から、そして10%がそれぞれ所在する州から配分されている。3つの新しいヘルムホルツ研究所は2017年から2020年の設立期に、それぞれ設立される州と設立に参加する大学によって資金的援助を受ける。
BMBF: https://www.bmbf.de/de/wissenschaftliche-karrieren-werden-immer-attraktiver-3883.html
教育の質向上のための協定が文化的変化を開始(3月9日)
教育の質協定は大学における教育の質についての向上を高く評価し、また、それを定着させる原動力となっている。
教育の質協定は2010年10月に締結された高等教育協定2020の三番目の柱となっている。教育の質協定のために、連邦は、2010年から2020年の間に総額20億ユーロの資金を負担し、州は、その残りを確保することとなる。
第一期に学術的審査により選抜された大学の総数は186であり、2015年11月から助成を受けていた。それらの大学のうち、継続助成を受けられるのは156の大学である。
BMBF: https://www.bmbf.de/de/wissenschaftliche-karrieren-werden-immer-attraktiver-3883.html
BMBFがラテンアメリカの2つの新しい研究センターを支援(3月1日)
連邦教育研究省(BMBF)がブラジルのサンパウロとメキシコのグアダラハラに新たに設立される「マリア・ジビーラ・メーリアン高等教育センター」の支援をすることとなった。両センターの核となるのは、国際的客員(外国人)研究者プログラムであり、それにより南米とドイツ、またはその他の地域など世界中から名高い研究者を招待(招聘)することが可能になる。
3月1日にはメキシコのグアダラハラ大学で教育センターが開設され、そこでは政治、経済、文化の分野を通じて社会がどう社会的危機を認識するのかということについて学際的視点から研究していく。 4月の始めにはブラジルのトップ大学であるサンパウロ大学でも、メキシコに続いてセンターが開設される。そこでは経済学や法学、社会学や民族学から文芸学まで様々な視点から社会的共同生活の種類を研究していく。
BMBF: https://www.bmbf.de/de/wissenschaftliche-karrieren-werden-immer-attraktiver-3883.html
教育の質向上のための協定が文化的変化を開始(3月9日)
教育の質協定は大学における教育の質についての向上を高く評価し、また、それを定着させる原動力となっている。
教育の質協定は2010年10月に締結された高等教育協定2020の三番目の柱となっている。教育の質協定のために、連邦は、2010年から2020年の間に総額20億ユーロの資金を負担し、州は、その残りを確保することとなる。
第一期に学術的審査により選抜された大学の総数は186であり、2015年11月から助成を受けていた。それらの大学のうち、継続助成を受けられるのは156の大学である。
BMBF: https://www.bmbf.de/de/wissenschaftliche-karrieren-werden-immer-attraktiver-3883.html
BMBFがラテンアメリカの2つの新しい研究センターを支援(3月1日)
連邦教育研究省(BMBF)がブラジルのサンパウロとメキシコのグアダラハラに新たに設立される「マリア・ジビーラ・メーリアン高等教育センター」の支援をすることとなった。両センターの核となるのは、国際的客員(外国人)研究者プログラムであり、それにより南米とドイツ、またはその他の地域など世界中から名高い研究者を招待(招聘)することが可能になる。
3月1日にはメキシコのグアダラハラ大学で教育センターが開設され、そこでは政治、経済、文化の分野を通じて社会がどう社会的危機を認識するのかということについて学際的視点から研究していく。 4月の始めにはブラジルのトップ大学であるサンパウロ大学でも、メキシコに続いてセンターが開設される。そこでは経済学や法学、社会学や民族学から文芸学まで様々な視点から社会的共同生活の種類を研究していく。
BMBF: https://www.bmbf.de/de/wissenschaftliche-karrieren-werden-immer-attraktiver-3883.html